タカラジェンヌを養成する兵庫県の宝塚音楽学校が、上級生が下級生を一対一で指導する慣習を見直していたことがわかりました。107年の歴史を誇る二年制、各学年に約40人が在籍する同校では、上級生が乗っているかもしれない阪急電車に下級生があいさつする、上級生の前では下級生が、みけんにしわを寄せて口角を下げる表情を作る、といった不文律がありました。しかし、いきすぎた「指導」で体調を崩す下級生がいたことから、こうした不文律の廃止に踏み切りました。伝統は大切に守りつつ、「時代にあわせて改善を進めている」と同校幹部は朝日新聞の取材に話しています。