ヤングケアラーという言葉をご存じでしょうか。家族などを介護する18歳未満の子供たちのことをいいます。埼玉県が県内の高校2年生5万人以上を調べたところ、25人に1人が、親が仕事で忙しいなどの理由で、祖父母や曽祖父母らをのケアをしていることが分かりました。このうち、3人に1人は毎日、介護やお世話をしているそうです。また、その悩みや不満を話せる相手がいないという人が少なくない実態も分かりました。社会面では、埼玉県の調査結果だけでなく、不登校の中学3年生の具体例、識者の分析などを詳しく報じています。こうした子供たちの存在に気づき、支援が必要か、みんなで考えてみませんか。