新型コロナウイルス感染症の流行が危険水域に達しつつあります。感染の拡大で重症者がこの2週間で倍増、東京や大阪などでは入院ベッドの使用率が半分程度に迫り、埋まりつつあります。このまま拡大が続けば、コロナで重症者が出ても、入院するベッドがなくなるだけでなく、急病や大けがの救急患者も入院できず、本来救える命さえ、守れない医療崩壊が起きてしまう危険があります。きょうの朝刊では、入院先確保も「綱渡り」状態になってきた東京、大阪の病院の実情を報告しているほか、医療担当の辻外記子・編集委員が「視点」で、「対策待ったなし」と警告しています。