いよいよ、新型コロナウイルスのワクチンの製造販売について、日本でも初めて承認が申請されました。米製薬大手ファイザーが開発したものです。欧米の治験では、発症を防ぐ効果が9割以上と報告されています。コロナワクチンの開発については、多くの専門家が数年単位の時間が必要と予想していましたが、欧米の主要製薬メーカーが相次いで開発に成功しています。一方で、長期的な安全性、効果のデータはそろっていません。きょうの紙面では、そうした背景を紹介しています。コロナの患者が初めて中国の武漢で確認されてから、早くも1年が経とうとしています。あす20日付けの朝刊では2ページの特設面を作って、この1年の世界の動きを振り返り、経済への影響や人種により重症度に違いがあるのか、解説する予定にしています。