【夫婦同姓 再び『合憲』】
夫婦別姓を認めない民法と戸籍法の規定について、最高裁大法廷は「合憲」とする決定を出しました。合憲判断は2015年の判決に続いて2回目です。裁判官15人のうち11人の多数意見は、社会や国民意識の変化を踏まえても合憲判断を変更すべきものとは認められないとの判断でした。一方、4人が違憲と断じて選択的夫婦別姓制度の必要性を強調しました。世論調査にみる民意は選択的夫婦別姓制度の賛成意見が反対意見の倍以上多かったデータもありますが、司法や国会に民意が届くのはいつになるのでしょうか。
(12版から1、3面、社会面)