【ため池5059カ所 決壊の恐れ】
東日本大震災(2011年)、九州北部豪雨(17年)、西日本豪雨(18年)ではため池が決壊し、犠牲者が出ました。ため池は全国に約16万カ所あり、このうち決壊の恐れのある「危険なため池」は5059カ所あることが、毎日新聞のアンケートで明らかになりました。国は都道府県に防災工事やハザードマップの作製を求めています。しかし、権利関係が複雑で所有者も不明のケースが多く、対策はなかなか進みません。あまり知られていない、ため池のリスクと背景を探りました。(1、3面、12版から)