7月25日付毎日新聞朝刊「今日のイチオシ!」

【大型ルポ「迫る」五輪が変えた人生】

 19歳で出場した2000年シドニー五輪。競泳女子400メートル個人メドレーで銀メダルを獲得した田島寧子さんは、天真らんまんなキャラクターで人気を集めました。「めっちゃ悔し~い、金がいいですう」。レース語のコメントは流行語にもなりました。ところが、次は金という期待が膨らむ中、田島さんは20歳で現役を引退。もう一つの夢だった俳優へ転身したものの、長くは続きませんでした。五輪がもたらした「影」とは何か。そこからどうやって抜け出したのか。40歳になった田島さんの人生を描きました。

 

                       (12版から1面、3面)