新型コロナウイルス感染拡大の「第5波」が深刻になっている東京都で重症化する40~50代が増えています。高齢の重症者はこれまでより少なくなる一方で、20~30代の中等症患者も目立ってきたといいます。背景には感染力が強く重症化しやすいとされるデルタ株のまん延があるようです。さらに、高齢者の多くが2回のワクチン接種を終えたものの、それより若い世代では十分に進んでいないことも要因とみられています。東京都内では感染者数が急増しており、医療現場は「このままでは、入院が必要でもできない感染者が出てくる可能性もある」と危機感を示しており、ワクチンの重要性を訴えています。(12版から1面)