【新学期 いま、あなたへ】
夏休みが終わる8月後半から2学期が始まる時期にかけて、子どもの自殺が増える傾向にあります。不登校の経験がある著名人や心身のケアに携わる専門家から「学校に行きたくない」と悩む子どもたち、そして子どものために頑張っている大人たちへのメッセージを5回の連載で届けます。1回目は中学2年の夏休み明けから学校に行けなくなり、6年間引きこもったお笑い芸人、山田ルイ53世さん。「学校に行けなかったり、家に引きこもったりすることは誰にでもあり得ることです。人生をすごろくに例えるなら『誰もが止まりうるマス目なんだ』と、周囲の人たちにもわかってほしいと思います。ありのままのあなたでいたらいい」。山田ルイ53世さんの言葉です。(社会面、12版から)