大会7日目を終えた東京パラリンピック。障害を抱えながら残された機能をめいっぱい使うパラアスリートたちの姿に目を奪われますが、その一人ひとりに「物語」があります。「水の女王」と呼ばれる成田真由美選手(51)はメダルには届きませんでしたが、2004年アテネ大会より早いタイムで泳ぎました。パラリンピック面でも、事故で眼球を失う絶望からブラインドサッカーに生きる希望を見いだした選手や、サメに手足を食いちぎられたという壮絶な経験から立ち直った海外の競泳選手ら、一人ひとりのパラアスリートにある「物語」が描かれています。競技を見る目もまた変わってきます。