【IRに逆風、開業遅れの可能性も】
カジノを含む統合型リゾート(IR)の誘致を目指す自治体からの申請受け付けが10月1日から始まります。国は最大3カ所の設置を目指していますが、名乗りを上げていた4自治体の一つである横浜市は、8月の市長選で当選した反対派の新市長が撤回を表明しました。旗振り役だった菅首相の退陣、IR汚職事件での現職国会議員への有罪判決も重なり、逆風は強まるばかりです。もともと国民の間に慎重論も多い事業でしたが、政府が目指す2020年代後半の国内開業が遅れる可能性も指摘されています。(12版から2面)