【イスラエル「大家族は夢」出生率3・01ユダヤ人けん引】
イスラエルは合計特殊出生率(1人の女性が一生に産む子供の数に相当)が3・01で、日本の1・36を大きく上回り、先進国38カ国が加盟する経済協力開発機構(OECD)でトップです。背景にあるのが、「助け合う大家族」を理想とするユダヤ人社会。1800年以上にわたる離散の歴史が影響しているとみられています。「特殊すぎる国」に見えますが、それだけではないようです。親の負担が軽い、経済が好調――など、高い出生率の理由を探りました。(1、3面、12版から)