【盛り土措置命令見送り 10年前「命の危険」認識 熱海市・県】
静岡県熱海市の土石流災害で、起点となった土地での不適切な盛り土について、市が2011年、土地所有者に対し、県土採取等規制条例に基づく措置命令や停止命令を検討したものの、最終的に見送っていたことが判明しました。災害では26人が死亡、1人が行方不明となっています。県は18日、2006年以降に県と市が作成した約4300ページの文書を公表しました。なぜ、危険性を認識しながら有効な対策を打ち出せなかったのか。遺族らからは「人災だ」との声が上がっています。(1面、社会面、12版から)