【ソ連崩壊から30年 ロシアと欧米諸国、深まる対立】
ソビエト連邦の崩壊から早いもので30年になります。この間、エリツィン大統領時代の1990年代には、旧西側諸国との関係改善が進み、以前のような対立は解消に向かうかに見えました。ところが、プーチン大統領の登場と東欧諸国の北大西洋条約機構(NATO)への相次ぐ加盟で、21世紀に入ってから欧米諸国とロシアの溝が年々深まっています。ロシアの大規模な軍事演習を目にした評論家からは「まるで戦争前夜のようだ」との声もあがりました。(12版から1、3面)