編集編成局次長・木戸哲
【異例の石油備蓄放出、家計への影響は?】
政府は24日、国内消費量の1~2日分に相当する約420万バレルを目安に石油の国家備蓄を放出することを正式に表明しました。原油価格上昇を抑えるための異例の措置で、米国の要請を受けて中国やインド、英国などと協調して実施します。しかし、この日の東京市場では中東産原油の先物が急騰し、上げ幅は今年最大を更新しました。石油の消費国と産油国の対立が深まるとの懸念もあり、家計にどれだけ恩恵があるかは見通せない状況です。
(12版から1面、2面)