毎日新聞・2月6日付朝刊「今日のイチオシ!」

編集編成局次長・木戸哲

【中国流に批判の中、五輪スタート】

4日夜に行われた北京冬季オリンピックの開会式で、ウイグル族の選手が聖火リレーの最終走者を務めました。中国側が人権問題に対する国際的な批判をかわすために融和と団結を演出した形です。最終走者は開催国側が決め、国際オリンピッ委員会が承認しています。選手自身は「聖火ランナーの役割を任され、偉大な祖国をますます誇りに思う」とコメントしたそうですが、専門家からは「五輪が権力の片棒を担いだ」という批判も出ています。競技が本格的にスタートした5日の日本勢や注目選手の動向とともに、北京冬季五輪のさまざまな動きを報じています。(12版から1面、社会面、運動面)