【限界狙い、失格続出 ジャンプスーツ規定、高梨ら5人】
北京冬季オリンピックのノルディックスキー・ジャンプの混合団体で、出場した40選手のうち、日本の高梨沙羅選手を含む5人がジャンプスーツの規定違反で失格しました。その背景を探ると、スーツを巡る各国のシビアな開発競争が見えてきました。スーツは浮力を生み出し、性能次第で競技成績に影響を及ぼします。このため、各国は工夫を凝らして開発、改良を続けてきました。国際スキー連盟は、生地の厚さ、ゆとり幅などに制限が加えていますが、新技術が生まれては規制するといういたちごっこが繰り返されてきました。(2面、12版から)