編集編成局次長・木戸哲
【露とウクライナが停戦協議】
戦闘開始から5日目に入ったロシアとウクライナの停戦協議が28日に行われました。ただ、ロシアが降伏を求める一方で、ウクライナは「即時の停戦とロシア軍の撤収」を要求。両国の主張はかけ離れており、協議が即時停戦につながるかは見通せません。ウクライナ軍の激しい抵抗でロシア軍の侵攻が「減速」しているという見方もあり、プーチン大統領が自国の核抑止部隊に「特別態勢」を取るよう命じた発言も、「核の脅威」をちらつかせてウクライナへ圧力をかける意味合いがあったとみられています。日本や西側各国から抗議の声があがり、ロシア国内でも「反戦」を訴える活動が続く中、停戦は実現するのでしょうか。世界が協議の行方を見守っています。(12版から1面、2面、国際面、社会面)