【福島原発周辺の震災関連死 避難生活の長期化が影響】
2011年3月の東京電力福島第1原発事故で避難指示が出され、ほぼ全住民が県内外に避難した福島県双葉郡の8町村で震災関連死と認定された人の約7割が3回以上も避難先の移転を経験していました。長期化して先が見えない避難生活が被災者を追い込んでいる実態が改めて浮き彫りになりました。5回も移転して2017年に83歳で亡くなった大熊町の女性は10冊のノートに「自分たちがいったい何をして、こうなったの」などと悲痛な思いを残していました。(12版から1面、社会面)