【佐々木朗希投手 20歳の偉業】10日のオリックス戦で、プロ野球史上16人目の完全試合を達成したロッテの佐々木朗希投手。20歳5カ月と史上最年少で偉業を成し遂げるまでに成長する過程では、一つの大きな決断がありました。大船渡高校3年の夏、甲子園がかかった岩手大会の決勝で、同校監督は疲労の蓄積などを理由に佐々木投手の登板回避を決めました。同校は甲子園出場を逃しましたが、その後入団したロッテでもじっくりと育成された結果、この日の歴史的な快挙につながりました。高校時代にバッテリーを組んだ同僚も「もっと想像を超えるピッチングを」と期待を膨らませます。(12版から1面、社会面)