【知床観光船事故「人災」の指摘も】
北海道・知床半島沖で行方不明になっていた観光船「KAZUⅠ」の船体が水深120㍍の海底で発見されました。事故から30日で1週間。運航会社社長の記者会見や同業他社の証言から、事業者自身が定める運航ルール「安全管理規定」が形骸化していた実態が浮かび上がってきました。事故で息子を失った男性は、社長の態度に不信感を募らせ、「間違いなく人災だ」と憤っています。今後の捜索はどうなるのか。事故を防ぐために何が必要なのか。多角的に取材しました。(12版から1面、3面、社会面)