【世論調査で改憲賛成44%、自民改憲に前のめり】
3日は憲法記念日です。毎日新聞の世論調査で、岸田政権下で改憲することに賛成が44%となり、反対の31%を上回りました。安倍政権時の調査では賛成が反対を下回っていました。改憲への意識は高まりつつあるものの、安倍政権時のような拙速な改憲論議への警戒感が強いことが浮き彫りになったと言えます。一方、ロシアのウクライナ侵攻を受け、政府・自民党は世論の理解を得やすい好機とみて防衛力強化に前のめりになり、憲法9条の改正を求める主張も自民党議員を中心に強まっています。「ウクライナは明日の日本の姿だ」とあおるのは冷静な議論を妨げるという専門家の声もあります。9条のあり方が改めて問われています。(12版から1、3面)