【過重労働 高校教諭が勝訴】長時間労働で適応障害を発症したとして、損害賠償を求め大阪府を訴えていた府立高校の現役教諭が勝訴しました。世界史を教えていた教諭は、クラス担任やラグビー部の顧問に加え、海外での生徒の語学研修の引率も命じられました。メールなどで「体も精神もボロボロです」などと訴えた校長からは、「休める時に休んで」と声をかけられただけだったといいます。実名を公表して裁判に臨んできた教諭は「今も若い教職員に業務のしわ寄せがいく構図は変わっていない。判決が教育現場の労働環境を変えるきっかけになってほしい」と訴えました。(12版から社会面)