【自公大勝 改選過半数】
第26回参院選は10日投票が行われ、即日開票されました。与党の自民、公明両党は大勝する勢いで、改選議席(69議席)を大きく上回る議席を確保して大勝しました。憲法改正に前向きな自公両党に日本維新の会、国民民主党を加えた「改憲4党」で、改憲の発議に必要な3分の2議席も獲得しました。
ただ、2日前に安倍晋三元首相が銃撃を受けて亡くなるという異常事態下での選挙だっただけに、勝者である自民党の陣営にも笑顔はみられませんでした。昨年の衆院選に続いて国政選挙で連勝した岸田首相は、長期にわたる政権運営を視野に入れます。しかし、党内ににらみをきかせる「重し」の役割を果たしていた安倍氏の急死により、首相のシナリオにも狂いが生じています。
岸田カラーをどう発揮していくのか。物価高騰対策やアベノミクスの見直しにどう取り組むのか。選挙結果と今後の展望を各面で多角的に報じています。