「原発新増設を検討 次世代炉首相指示」政府は長期的な電力の安定供給に向けて次世代原発の新増設を検討する方針を打ち出しました。原発の運転期間の延長検討のほか、原子力規制委員会の安全審査に合格している7基について来夏以降の再稼働を目指すことを打ち出し、「原発回帰」の姿勢を鮮明にしました。新増設や建て替えについて政府はこれまで「想定していない」との立場を貫いており、実際に建設を決めれば大きな政策転換になります。ロシアのウクライナ侵攻に伴う燃料価格高騰や、電力需給逼迫などが背景にありますが、国民の理解が得られるかや大きく膨らむ建設コストなどが課題になりそうです。(12版から1、3、社会面)