朝日新聞【イチ押し】規制委10年 問われる独立性 原発推進 強まる包囲網(1、2面) 発信者:福間 大介(編集局)

福島第一原発の事故を受け、独立性を高めた規制当局として原子力規制委員会が発足してから19日でちょうど10年になる。折しも、岸田首相は、規制委が待ったをかけた状態の東電柏崎刈羽原発を含む原発の再稼働を明言し、新増設や運転期限の延長も検討すると打ち出したばかり。政権の原発回帰の姿勢が強まるなかで、規制委の独立性がますます問われる事態となっている。過去の政治との攻防戦を振り返りつつ、そうした現状や今後の課題をまとめています。