【「ルーツ話せず」葛藤する中国残留邦人3世】
日本に永住帰国した中国残留邦人の孫にあたる3世を対象に毎日新聞がアンケートを実施したところ、半数以上が「中国にルーツがあることを、話せなかったり隠したりした経験がある」と回答しました。祖父や祖母から直接、当時の体験を聞いたことがない割合は4割を超えましたが、このうち「知りたい」と答えた人は8割に上っています。3世は1、2世と比べて幼少期から日本社会に溶け込む半面、自らのルーツにどう向き合えばいいか葛藤している様子が浮かび上がりました。(12版から1面、3面)