【大学に眠る経路不明遺骨 先住民の墓戦前に盗掘か】入手経路が分からない海外の先住民の遺骨が国内の大学に眠っているらしいー-。そんな話を聞いた記者が関連資料をたどっていくと、東大など三つの国立大学に行き着きました。戦前、大学の研究者がボルネオ島でゴム農園を営んでいた人物に現地の先住民の頭骨の収集を依頼。この人物は作業員を雇って先住民の墓からこっそり遺骨を掘り出した可能性があることが分かりました。研究目的の遺骨は現在も入手経路が不明なものが少なくなく、専門家は「不適切な方法で入手した遺骨は、関係者への謝罪や返還などを検討すべきだ」と指摘します。