毎日新聞・10月2日付朝刊「きょうのイチオシ!」    編集編成局次長・平地修

【「迫る」84歳の「伝説」の経営者 「脱ファミレス」に挑戦】

 

1970年に兄弟4人で日本初のファミリーレストランをオープンさせ、「すかいらーく」を日本外食産業の中心として成長させた横川竟さん(84)。2008年に経営悪化の責任を問われ、社長を解任されたものの、その後は「カフェ」と呼ぶ新業態のチェーン店づくりを始め、現在は36店舗を展開するなど、経営の第一線に立ち続けています。「外食産業から『楽しさ』や『憧れ』が失われてしまった」と嘆く横川さん。「もう一度原点に立ち返る」と奮闘する姿に迫りました。(12版から1、3面)