朝日新聞【イチ押し】4面・円安という「麻薬」弱めた成長力 発信者:松田 京平(編集局)

日本銀行が黒田東彦総裁のもとで大規模な金融緩和を始めてから10年になろうとしています。米国や欧州が利上げを進める一方、日本は緩和をやめずに、歴史的な円安に見舞われています。政府は為替介入を行いましたが、「低金利を続ける日銀が効果を打ち消している」「日本の成長力は弱くなってしまった」。一橋大名誉教授の野口悠紀雄さんは、円安を「麻薬」にたとえ、日本経済の将来に警告を発しています。