【離婚後の共同親権に複数案提示】家族法制の見直しを議論している法制審議会の部会が15日、離婚した父母の双方が親権を持つ「離婚後の共同親権」の導入を盛り込んだ民法改正の中間試案を取りまとめました。共同親権を原則とするか、個別に決めるかなど複数案とともに、現在の単独親権を維持する案も併記しました。今後、パブリックコメントの結果も参考に議論を詰めていきます。男性の育児参加、共働き家庭の増加など、変わってきた家族の形が議論の背景にありますが、家庭内暴力や虐待の被害者を中心に、懸念や反対も根強い問題です。議論の流れや課題をまとめました。(12版から1面、3面)