【ファスト映画 賠償5億円/2投稿者、著作権侵害】
映画を10~15分程度にまとめた「ファスト映画」を動画投稿サイトに無断投稿した20代の男女2人に、東京地裁は計5億円の損害賠償を命じる判決を言い渡しました。大手映画会社や配給会社など原告13社の請求通りの賠償額です。
「おくりびと」や「シン・ゴジラ」など54本のファスト映画を2人が無断投稿し、約700万円の広告収入を得たと、判決は認定しました。大手を含む13社が個人に巨額賠償を求めたのは、ファスト映画や海賊版がまん延して映画本編を見る人が減ることへの危機感からで、今回の判決が違法動画に対する「大きな抑止力になる」と評価しています。(社会面)