【当初予算案110兆円超え 防衛費に建設国債充当】
政府は23日、2023年度の当初予算案を閣議決定しました。一般会計の歳出総額は114兆円3812億円となり、11年連続で過去最高を更新し初めて110兆円の大台を超える予算案になりました。
なかでも防衛費は前年度から26.4%と大幅増の約6.8兆円を計上しました。岸田文雄首相が目指す国内総生産(GDP)比2%到達に向けた第一歩となりますが、防衛費に充当する建設国債を戦後初めて発行する一方、歳出改革の道筋は不透明で財政基盤の危うさが目立ちます。
(12版から1面、3面など)