【没頭の母 献金8000万円/声を聞いて―宗教2世】
わずかな現金と手紙を残し、高校生の娘のもとから突然姿を消した母。「海外へ修行に行くので、これで2週間過ごしてください」。旧統一教会を信仰し、恋愛を許さずバイト代さえ献金しようとする母に、娘は長年苦しんできました。しかし、半年前に安倍元首相銃撃事件が起き、自分が負ってきた傷は親子の問題だけが原因ではなかったと娘は気付きます。「私は宗教2世だったんだ」
銃撃事件をきっかけに、多くの宗教2世がその体験を語り始めています。寄せられた「声」をシリーズで届けます。(社会面)