【受験生狙う#痴漢祭り】
約51万人が出願した大学入学共通テストが14、15日に全国679会場で実施されます。昨年はテスト当日に痴漢をあおったり予告したりするような悪質な書き込みがネット上で相次ぎました。試験に遅刻できず、通報もしづらいという受験生の心理につけ込んだものです。今年も「痴漢チャンスデー」といった書き込みが目立つため、警察や鉄道事業者は対策に乗り出しています。昨年の試験当日は会場となった東京大学の前で受験生ら3人が刃物で刺される事件が発生。問題が流出していたことも発覚しました。テストの実施主体である大学入試センターは、新型コロナウイルスへの対応にとどまらず、不正や事件の再発防止にも神経をとがらせています。(12版から社会面)