【迫る/43歳で認知症 絶望はしない】 認知症について社会には「何も分からなくなってしまう」というイメージが染みついています。43歳で若年性アルツハイマー型認知症と診断されたさとうみきさんもそうした偏見にとわれて絶望し、家に引きこもった時期がありました。ですが、さまざまな出会いを通じて笑顔を取り戻していきます。認知症の当事者としての講演会や本の出版を重ね、診断されたときには想像もできなかった「第二の人生」を歩んでいるさとうさん。「今は自信を持って、認知症とともに今を生きる自分になったかな」と言えるまでになったという、その生き様に迫ります。
社会の高齢化とともに認知症の人は増え続け、2025年には65歳の5人に1人がそうなるとの推計があります。私たちにとって身近なものになりつつある中、さとうさんの考え方は参考になるはずです。(12版から1、3面)