毎日新聞・2月18日付朝刊「きょうのイチオシ!」   編集編成局次長・平地修

【核攻撃備える子どもたち ウクライナ侵攻1年】

 

ロシアによる侵攻が続くウクライナの首都キーウ(キエフ)市内の公立学校で、ロシアが核兵器を使用した場合を想定した避難訓練の様子を記者が取材しました。ビニールのレインコートや水泳用のキャップを身につけた生徒たちの頭上で担当教諭が風船を割ると、中に入れてあった放射性物質に見立てた小麦粉が降り注ぎ、生徒たちは学校内の地下にあるシェルターに逃げ込みます。「プーチンは非情な人間で何をするか分からない」と教諭。子どもたちは核の脅威にさらされ続けています。(12版から1面)