【迫る/世間の非常識 僕らの常識】野球日本代表「侍ジャパン」の栗山英樹監督と大谷翔平選手=エンゼルス=を結びつけたのは、互いのパイオニア(先駆者)精神でした。高校時代、卒業後に直接米大リーグに挑戦することを表明していた大谷選手に対し、当時日本ハムを率いていた栗山監督は「投手と打者の『二刀流』のパイオニアとして育成したい」と前例のない提案をしました。日ハムで花開いた二刀流は大リーグで成熟しました。そして運命に導かれるように、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で再びタッグを組むことになりました。8日に開幕するこの大会で挑戦の新章を開く2人に迫ります。(12版から1、3面)