【徴用工問題で韓国が賠償肩代わりの解決策】
日韓の最大の懸案となっている徴用工問題は、解決に向けて大きく前進しました。韓国政府の傘下にある財団が元徴用工への賠償を命じられた日本企業に代わって賠償金相当額を支払うという解決策が正式発表されました。両政府は歩調を合わせて「国交正常化以降で最悪」と言われてきた日韓関係を改善し、厳しさを増す安全保障環境への対応や、経済面での連携強化につなげたい考えです。ただ、解決策が「不可逆的」となり得るのかは不透明な面もあり、日本側には懸念も残っています。韓国側の決断の背景や日本の経済界の受け止めなどをまとめました。