朝日新聞【イチ押し】米アカデミー賞「エブエブ」SFの斬新な設定と常識的なテーマと 文化面 発信者:吉村 千彰(編集局)

 日本時間で13日に開かれたアカデミー賞の授賞式を伝えます。今年は、映画「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・アワンス」(通称「エブエブ」)が7部門に輝き、主要賞をほぼ独占しました。中国系移民の家族が大活躍するSFアクションコメディーです。「平行宇宙」があるという設定で、コインランドリー経営に悩む主人公は、別の宇宙で歌手だったりシェフだったり。ただ、ストーリーやテーマの骨格は常識的だと言います。さて、どんな映画なのか。