【「オウムの子」心に傷 1995年一時保護100人超】
1995年4月、オウム真理教への強制捜査に伴い、教団施設で生活していた子どもが児童相談所に一時保護された際の記録を毎日新聞が山梨県への情報公開請求や関係者への取材で入手しました。子どもたちは教団の施設で親と切り離され、虐待とも言える劣悪な環境に置かれていましたが、保護された後も日記に「オウム真理教にかえせ」と記すなど、マインドコントロールが社会適応を困難にしている状況でした。「宗教2世」の問題が注目される今、カルトと呼ばれる宗教が子どもたちに与える深刻な影響に迫りました。(12版から1、3面)