【黒人ルーツ「尊重して」 髪編み込みの卒業生「隔離」】
兵庫県姫路市の県立高校が2月の卒業式で、髪型を理由に3年の男子生徒が卒業生用の席に着席することを認めず、2階席に隔離していました。生徒は米国籍の父親のルーツである黒人文化では伝統的な髪を編み込む形にしていましたが、複数の教師から「校則に合ってない。高校生の髪型ではない」と言われ、2階席に行くよう求められました。父親は「ルーツとする髪型を理由なく違反と決めつけるのは差別ではないか」と批判。海外にルーツを持つ子どもが増える中、校則や頭髪指導のあり方が問われています。(12版から社会面)