【小学校教科書検定 デジタル教材が大幅に充実】
文部科学省が2024年度から小学校で使われる教科書の検定結果を公表しました。小中学校で1人1台のデジタル端末が配備されてから初の検定となったため、小学校の全学年・全教科の149点で二次元コード(QRコード)が掲載され、デジタル教材が一気に広がりました。
学習指導要領が重視するアクティブラーニングなどの充実を図るため、各出版社が「紙の教科書」と「デジタル教材」の両輪で学校現場のニーズに対応したことになります。教員が使いこなすことが不可欠で、学校や自治体のサポートするための環境整備も求められます。
また、新型コロナウイルスの記述が初登場したほか、LGBTQなど性の多様性への記述が大幅に増えるなど社会環境の変化を色濃く反映した内容となりました。識者の評価を含めて多角的な視点で詳報しました。(12版から1面、3面、社会面、特集面)