【富士山噴火 徒歩で避難 渋滞防ぎ「要支援」優先】富士山の噴火に備えた避難計画が全面改定され、火口から溶岩が流れ出る「溶岩流」が発生した場合には、車で避難する高齢者や障害者には車で避難してもらう一方、それ以外の一般住民は徒歩での避難を原則とすることが明記されました。また、観光客には早めの下山や帰宅を促します。5合目より上にいる登山客には、気象庁が噴火警戒レベルを引き上げる可能性があると臨時情報を発表した時点で下山を呼びかけます。ただ、住民にとって生活の必需品である車を放置して避難することには抵抗感が強く、高齢者も多い登山客に徒歩でふもとまで下山させるのは難しい――といった難問もあります。計画をさまざまな角度から検証しました。(1、3面、社会面)