毎日新聞・4月14日付朝刊「今日のイチオシ!」 編集編成局次長・木戸哲

Jアラート「空振り」精度に課題】

政府は13日朝、北朝鮮が弾道ミサイルを発射したことを受け、「北海道周辺に落下するとみられる」と全国瞬時警報システム(Jアラート)を発令して道民に避難を呼びかけました。速報性を重視した形ですが、約20分後に「落下の可能性はなくなった」と情報を訂正しました。「空振り」に終わったJアラートの影響で、北海道ではJR北海道が道内全線で運転を一時見合わせるなど混乱が生じました。今回発射されたミサイルは発射の兆候をつかむのが難しい「固体燃料型」との見方も出ています。北朝鮮がミサイル開発を加速させる中、Jアラートの精度不足が改めて浮き彫りになりました。12版から1面、2面、社会面)