朝日新聞【イチ押し】(くらし面)喪の旅 発信者:佐藤 宏信(編集局)

石瀬博さんは89歳の大学聴講生。浄土真宗を信仰していた最愛の妻の供養と、その死生観に近づきたいとの思いから、二人で暮らした川崎市を離れ、京都の大谷大学で学び始めて3年目の春を迎えました。大学図書館で本を読みあさり、週末には妻の分骨が葬られている大谷祖廟へのお参りを欠かしません。今、石瀬さんは思うそうです。この暮らしは妻からのプレゼントなのではないか。くらし面の「喪の旅」でお届けします。