【大阪のIR整備計画認定 経済効果に期待も課題は山積】
政府は14日、大阪府・市が提出したカジノを含む統合型リゾート(IR)整備計画を認定しました。国内初のIR計画認定でカジノ開業に向けて大きく前進しました。訪日外国人観光客を引き込む政府観光戦略の「起爆剤」として期待されますが、コロナ禍で社会状況が一変する中、厳しい国際競争を勝ち抜いて富裕層を集客できるかは不透明です。
建設予定地は土壌汚染が判明し事業者の要求で地盤対策費788億円を公費で負担することになりました。将来的な地盤沈下の可能性も指摘されており、不要だったはずの公費支出がさらに膨らむ恐れもあります。また、ギャンブル依存症への対策など多くの課題が残されています。
(12版から3面)