毎日新聞・4月19日付朝刊「今日のイチオシ!」 デジタル編集本部次長・小坂大

【離婚後「共同親権」導入へ議論 法制審部会合意】

 

 

家族法制の見直しを検討している法制審議会(法相の諮問機関)の部会が離婚した父母の双方が親権を持つ「離婚後の共同親権」の導入を前提に今後の議論を進めていくことで合意しました。202211月にまとめた中間試案では離婚後は単独親権のみとしている現行制度を維持する案を併記していました。議論の方向性を絞ったことになります。離婚後に単独親権しか選べない現行制度は社会情勢の変化で「合理性を失っている」などとの意見が多数を占めたといいます。今後、具体的な制度設計に議論が移ります。意見の対立があった場合の親権者の決め方などが課題に挙げられます。(12版から1面)