【生成AI「ルビコン渡った」/研究加速へ東大が学内見解】人間のように自然な受け答えができる「チャットGPT」に代表される高度な生成AI(人工知能)。米国の巨大IT企業を中心に激しい開発競争が始まっています。生成AIによって業務の効率化が格段に進むことへの期待はありますが、教育への悪影響や仕事を失う人が出てくることへの懸念も出てきています。そんな中、東京大学が学生や教員向けに示した見解が注目されています。見解を公表した背景には何があったのでしょうが。とりまとめを主導した太田邦史副学長は、成績評価に関するコストが高くなる恐れがあるとする一方、大きな社会変革に日本が取り残されるかもしれないという「二つの危機感」を強調しました。(12版から1面)。