【22年度消費者物価3.0%上昇 41年ぶり高水準】
2022年度平均の全国消費者物価指数が発表され、20年を100とした生鮮食品を除く指数は103.0と前年度に比べて3.0%上昇しました。上昇率は第2次石油ショックに伴うインフレが続いていた1981年度の4.0%以来、41年ぶりの高水準になりました。
新型コロナウイルス禍からの経済回復やウクライナ危機などが影響し、原材料やエネルギー価格が世界的に高騰。国内でも幅広い商品が値上がりしました。足元の物価上昇率は鈍化しつつあるものの、食品の値上げラッシュは今年に入っても収まらず、4月は5116品目で値上げが実施または予定され、既に「値上げの春」と言っていいほどの状況です。人手不足を背景に外食や宿泊などサービス産業でも値上げの動きが加速しています。
家計を圧迫する物価高はいつまで続くのでしょうか。
(12版から1面、2面)